中医学ではアレルギー、特にぜんそくや鼻炎を腎系の病気と言っています。腎(じん)、即ち水です。低気圧は水をもたらします。一年で考えると、春になって雨が降り始め、梅雨が来て、そして台風。この間は、花粉や気圧の変化だけではなく、水によって様々な症状がもたらされる大変な季節なのです。
インドでは朝晩6:00から10:00の間を一日の水の時間と言っています。ぜんそくの発作や、花粉症が朝方ひどかったりしませんか?春や秋に調子が悪く、症状が出てもお昼頃になると緩和されてくる。これは典型的な水の影響を受けた症状です。子供にアレルギーが多いのも、子供の頃は水の体質を持っているからです。
●改善策
・外から水が来るのは避けられません。しかし身体の中にある水を外に出すことは可能です。特に朝の6:00から10:00の間にお茶などの利尿作用のある飲み物を摂り、トイレの回数を増やし、身体から余分な水分を排泄しましょう。 利尿作用のあるお茶(ちなみに私の場合はコーヒーが一番効きます)は、人によって違います。自分に一番合う飲み物を知っておくことが必要です。
・中心呼吸で、吐くときに強く吐き、丹田を絞る呼吸も、身体の中の水を排泄することができます。
・身体に悪い水が溜まっていなければ、外から水が来ても楽に過ごせます。
・ぜんそくの発作の前に、トイレが遠くなるときがあります。トイレの回数が減ってきたら要注意です。発作が起きる前に、色々な対処法を直ぐに行なってください。トイレの回数が戻ってきたら、少し安心です。
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