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スタジオ・レイからの最新情報のコーナーです。

加瀬をはじめ、講師・スタッフたちの日常のコラムや旅行記なども載せていきます。以前に掲載したコラムなどはクリッピングでご覧ください。

● 8月9月を振り返って

2019年10月22日

今日は天皇陛下の「即位の礼」が行われています。神事は雨が良いと言われている通り、朝から土砂降りの雨、そして今は青空も顔を見せています。今年の夏から秋は本当に猛暑と雨の被害に見舞われた日本ですが、今日を機に清めの雨に流され、穏やかな日々になることを祈ります。

さて、今年の夏は私の演出で、スペースVoicingで2本の芝居を上演することができました。

1本めは生徒の磯崎たまな作・出演『蟹は甲羅に似せて穴を掘る』。2本めは秋元松代作のラヂオドラマ『きぬという道連れ』、生徒の岩崎聡子と大河原直太の出演です。

『蟹は甲羅に似せて穴を掘る』は、主人公の梅子が一人で部屋に居ながら、想像の世界に浸り、自分の心との会話を通して前に進んでいく話。磯崎たまなの戯曲は観ているお客さんの想像をも駆り立て、人生の色々な記憶や心を引き出す小品となりました。


『蟹は甲羅に似せて穴を掘る』作・出演:磯崎たまな

お客さんからは、「捨てようと思っていても捨てられない、それを何とか手放した梅子にならい、私もそうしなければと思いました」とか、「蟹の穴と宇宙と自分、繋がっているのだな」とか、皆さんそれぞれの世界で面白がってくれました。

「梅子シリーズ」は今後も続きます。次の作品も是非ご期待ください。

『きぬという道連れ』は、スペースVoicingでの「ラヂオドラマ・ライブ」の1作目。かつてラヂオドラマとして放送された名作を、舞台で朗読や芝居やパフォーマンスを織り交ぜた形で立体化しようという、シリーズ企画の第一弾です。主人公「きぬ」とその夫「竜吉」、さらには劇中劇の形で登場するさまざまな役を、ベテラン俳優の岩崎聡子と大河原直太のふたりがこなしました。私、加瀬玲子も、演出の他に、音楽・音効・生演奏、そして婆ちゃん役を。


『きぬという道連れ』作:秋元松代・出演:岩崎聡子、大河原直太

こちらは前回の東京オリンピック後に、オリンピック景気を当てにして失敗し、夜逃げをする機屋の夫婦の話。この素晴らしくも難しい台本を、息のあった夫婦役の二人が、おそらく作者の意図にも沿った演技で楽しい作品にしてくれたと思います。

途中から大泣きのお客さまがいました。その方は芝居の後で
「なんといっても、自分と夫になぞらえて観て、感情移入をしていました。きぬと夫の両方に。あのように商売が立ち行かなくたっての道行きとは訳が違うとは言え、夫がある種の不遇をかこち、その夫とともに生きていく身は似ていると言うか。最近とみに「私はこの人を好きだったんだな。」と思うことが多く、でも今更、ただただ付いていくと言った心境にはなれず。お芝居が終わったときには涙目でした。」
とのメールをくれました。

そして秋には、「日曜グループ朗読会」も行われました。プロで活躍している人から、普段はケアマネジャーや秘書などの仕事をしている人まで出演する、発表会を兼ねての朗読会です。


加瀬グループ日曜クラス・朗読会

稽古を重ねるということは素晴らしいことですね。稽古の度に皆が成長していくのが手に取るように分かる、とても楽しい稽古でした。

私が大事にしている朗読は、雰囲気や形では絶対に読まないこと。お客さんに活字で伝わらないこと。自分の感情を押し付けないこと、等など。本の世界を楽しく想像するには、自分で本を読むのが一番ですよね。でもその想像以外のこと、解釈の違い、景色の違い、又は同じ思いの共有。言葉が素直に身体や心に入り、自分で読むのとはまた別の、その人の経験の中から色々な想像がかきたてられる。そんな朗読が良いと思っています。

今回の朗読はまさにその通り、雰囲気や形、押し付けなどは全くなく、本当に良かったと思っています。初めてのお客さまからは「朗読って面白いんですね」と言っていただけました。また何人ものお客さまから「すーと言葉が入ってきました」「激しく喋らないほうが伝わるんですね」などの感想をいただきました。

朗読会を終えてこの日曜グループでは、生徒たちの希望で、次は芝居の稽古をすることになりました。教材としての演目は三好十郎作『鈴が通る』に決まり、その成果は、来年の5月にラヂオドラマ・ライブの第3弾として発表することも決まりました。

ということで、スペースVoicingでのラヂオドラマ・ライブの今後の予定です。
第2弾 2020年1月12、13日 岸田國士・作『雪だるまの幻想』
第3弾 2020年5月30、31日 三好十郎・作『鈴が通る』

今後もスタジオ・レイの生徒たちによる公演に是非足をお運びください。皆、日々稽古に励んでいます!

<加瀬玲子>



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