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スタジオ・レイからの最新情報のコーナーです。

加瀬をはじめ、講師・スタッフたちの日常のコラムや旅行記なども載せていきます。以前に掲載したコラムなどはクリッピングでご覧ください。

● 発酵の里こうざき 酒蔵まつり

2013年3月19日

最近酒粕を使った料理に凝っている私は、造り酒屋である寺田本家と鍋店神崎酒造が参加する「発酵の里こうざき酒蔵まつり」に行ってきました。

私が日本酒を頂くと話すと、大抵の方はびっくりされます。どうも私と日本酒とは、皆さん結びつかないようです。

私の食生活の基本は陰陽学で、肉類、砂糖、添加物、陰性の強い食べ物、アレルゲンなどは口にしません。アレルギーの症状を出さない、持病の再生不良性貧血を悪化させない私の体質にあった食事を心がけているからです。

でも実は、心がけていると言うのとはちょっとニュアンスが違います。
何十年も前の話ですが、呼吸と発声を深めていった段階で、自分にとって必要のない食物には身体が自然に反応するようになり、次第にそれらを食べると具合が悪くなるようになったのです。理屈ではなく、身体が拒絶し始めたのでした。

日本酒も、飲んで具合の悪くなるお酒と、逆に元気になるお酒があるのが分り、元気になるお酒は、醸造用アルコール等を添加していない、純米酒(特に無濾過生原酒)だと気がつきました。
酒は百薬の長とはよく言ったもので、私にとっては栄養ドリンクなのです。

甘酒が「飲む点滴」と言われているのを思い出し、ちょっと調べてみました。

甘酒には、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、食物繊維、オリゴ糖や、システイン、アルギニン、グルタミンなどのアミノ酸、そして大量のブドウ糖が含まれているが、これらの栄養はいわゆる栄養剤としての点滴とほぼ同じ内容であることから、「飲む点滴」と称されることもある。
とウィキペディアには書いてあります。
私が元気でいられるのは、甘酒の元である酒粕を料理に使っていることもあるのだと思います。

子供の頃から発酵食品が大好きだった私は、毎日、納豆、漬け物、ヨーグルトは必ず食します。皆の嫌がるくさやの干物も大好きです。
酒粕もちょっとした料理には使ってきたのですが、最近酒粕料理の本を手に入れてからは、毎日のように酒粕を使った料理が食卓にのるようになりました。
そのお陰もあって、血液検査の結果も良好、ぜんそくの発作も起きず、元気に毎日レッスンができています。

話は戻りますが、「発酵の里こうざき酒蔵まつり」は蔵見学ができ、当日にしか販売されない米麹が買えたり、できたてのお酒を利き酒(勿論すべて純米酒)できたりと、楽しいお祭りでした。
昼食も、いつもどこへ行っても食べられるものがない私なのですが、玄米餅や玄米のお握りなどが出店で食べられて助かりました。

お酒造りの工程を解説してもらいながらの蔵見学では、発酵とは「呼吸」なのだと感じ、何だか興奮してしまいました。
発酵過程のお酒をみると熟成していけば行くほど呼吸が深くなって行く感じがしました。


麹とお米が呼吸しながらお酒になっていきます

お酒も私達もどんどん呼吸が深くなれば、最高のパフォーマンスができるのではないでしょうか。

<加瀬玲子>

※ これは2013年のトピックです。終了した内容やリンク切れの場合はご容赦ください。



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